異動届を電子申告で提出する。国と地方にそれぞれに提出する場合のわずらわしさ。

電子申告はとても便利です。

これは、紙で提出する場合に比べたら一目瞭然の事だと思います。

紙に印刷して提出していたころは、まあそれ以外の方法がなかったので仕方ないのですが、提出用と控用を数部というように同じものを印刷して作成しなければなりませんでした。

そして、その申告書を税務署や都税等へそれぞれ郵送したり、持参したりしなければならず思い返せばかなりの時間を使う必要がありました。

それが、電子申告をする場合は、データを送信して終わりです。

控などは必要に応じて必要な部数だけ印刷等すればすむので、かなりの手間と時間の削減になったでしょう。

それが今や当たり前になっています。

異動届などの提出も電子申告で可能となっており、こういったものを提出する場合も送信して終了なので、郵送や持参する手間がなく便利です。

ですが、一つ気がかりというか疑問な点があります。

こういった届出書を作成する場合に、だいたい国税や都税(県税・市税)などに同じ内容のものを提出するので、用紙は複写式になっています。

なので、国税の部分を作成すればそれが複写されて、都税等の分も作成されることになります。

作成という点だけでみれば、同じものを作成する手間が省け、時間も短縮されるためとても便利です。

ですが、その後に郵送等の提出の手間は変わらずにかかるので電子で送信できるならばそれが一番です。

気がかりな点というのは、作成時についてです。

電子データを作成するときに、国税なり地方税なりどちらでもいいのですが、どちらか一方を作成すれば、手書きの複写のようにコピー等できれば問題はないのですが、それができません。

というか、異動届に関しては、国と地方では様式がかなり異なったものとなっています。

手書きの用紙は同じなのに、なぜ電子データで送信の場合にこうも変わってくるのか…。

e-taxとeltaxと違いはあれど、データ入力のひな型ぐらい統一してもいいのではと素人考えで思ってしまいます。

国税の方の様式は、紙のものとほとんど同じ様式なので、入力作成の手間もほとんど感じません。

これを地方税の方へ転用できれば今回こんなことは書いていないでしょう。

しかし、地方税の方は、入力作成の様式が紙のものとはかなり違います。中にはぱっと見ではどの部分を入力するかわからない部分もあります。

というように、手書きに比べ、データ送信のひな型がなぜか独特なものになっていて正直入力もやりにくく感じてしまいます。

せっかくの電子送信のいい所を、こういった事でマイナスにしてしまうのは勿体ない気がするので、この辺りはもう少し使いやすく、というか入力の手間は一回で済むように改善してくれたらいいと願っています。

電子申告のシステムが国と地方で同じだったら、提出先だけ選択して、一括送信も可能になりそう…だけどそうはなりえないか。

川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。

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