単価を安くしてしまうと、結果的に先細りしてしまうようでは先々で大変になる。

消費税増税により、便乗ではないですが(多少そう感じる事もある気がしますが。)やはり価格の変更を顕著に感じると様々な業種のお客さんがら話を聞きます。

増税時ではなく、その前段階でそういった事なので、基本的には増税は関係なく、原材料の高騰などの理由付けはもちろんありますが、やはりタイミング的にはうがった見方をしてしまうのも仕方ないかな。

それに伴って、売値ももちろん調整出来ればいいのですが、そこが簡単にはいかない所で、色々と悩みを抱えている方も多いです。

私も個人的には、消費税増税により増税分は当然価格に載せて請求する事になります。

しかし、それ以上に軽減税率となる事での負担増を価格に転嫁できるかと言えば、そこは簡単ではありません。

そこで、ある社長さんとのお話で、単価を安くして仕事を安定させる事ができるかという話題になった時に、興味深いお話をされました。

安くするれば、確かに仕事はよりとりやすくなるし、継続性も高まるかもしれない。

しかし、それ以外の所への波及効果が結果的に、会社としての数字も信頼も減らしてしまう事の可能性がある、というか実際にそうなってしまった経験談を踏まえてのお話をきき全くその通りだと。

波及するのは、その会社だけの問題ではなく、その下請けさんなどへの負担増や、価格の抑制などせざるを得なくなるわけで、その結果として自社としての利益もおのずと先細りしていってしまうという現実。

そうなると、それを続けていくうちに、先細りを太くはできなくなり、数をとる事に走りがちになる。

それをこなすための人員数がいるかというと中小企業については難しい会社が多いでしょうから、結果自分たちを先細りさせてしまう事に。

こうした状態を脱却するためには、やはりそれ相応の単価というのは絶対的に必要不可欠であり、それを値切るような対応はしてはならないという強い意志のようなものが会社として必要だと。

これを聞いたときに、私は個人としてもとても共通する部分があり、よくわかると思いました。

そしてその通りだと。

消費税増税も重なり、単価を上げる事は容易ではないですが、しっかりとした原価計算等と会社の規模等を鑑みてしっかりとした単価設定をしたのであれば、強引な値引き等への要求を軽々しく受けてはいけない強い気持ちがとても大切になると思います。

難しい時こそ、しっかりとした対応を。これは常に心掛けていきたいものです。

余談ですが、賃貸料等の請求で、8%の乗った家賃にさらに10%をかけた金額を消費税増税に伴い10月から請求します。というおかしなお知らせを受けた会社がありました。

これは、おかしいですよね。と。(もちろんおかしいですし、しっかりと確認はとってもらいました。)

これはおかしいというか、単純に間違えているのか、便乗値上げしたのか。

分かってやっていたとしたら怖いですが、こういった事もあり得るので、増税なのでこうなります。という金額等への注意は今後さらに必要になる事が多くなりそうです。

(後日、確認したら訂正して10%の計上の知らせがきたようです。)

川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。

川崎周辺(もちろんそれ以外でも)での

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