マイナンバーカードは、口座の紐づけがないと意味をなさないのか。
つい先日のニュースなどでは、10万円の定額給付金について取り上げられることが多くなっていました。
オンライン申請についての不具合や、申請に関するミス、マイナンバーカードのパスワードのことなど…。
あまりいいニュースではないが、それでもマイナンバーカードについては、かなり関心が高まっているのは事実ではないでしょうか。
そこで、よく目にするのは、マイナンバーと口座の紐づけさえできていれば、今回のような定額給付についても迅速に対応できたというようなもの。
果たしてそうなのだろうか。
例えば、今まででも銀行口座に個人番号を記載する事は、任意ながら行われていました。
その場合に、任意でも銀行口座とマイナンバーが紐づけされている方も中にはいると思います。
そこで今回の定額給付金にそれが役立つかというとそういう事にはなっておらず、義務化してすべてのマイナンバーとの紐づけをしないと今回のような一斉の申請には対応できないことになっています。
紐づけしている人も、申請方法に変わりはないのは残念でしょう。
もし、今後マイナンバーと銀行口座との紐づけが義務化された場合に、
今回のような給付金(次があるかはわかりませんが。)があった場合に、本当に迅速に給付されるのであろうか。
また、今回は、世帯主に世帯分が一括して入金されるようになっていますが、
紐づけされていれば個人個人の口座にそれぞれ入金といった事が出来るようになるのであろうか。
そういった細かな点を精査して、義務化へのメリットとするならばまだわかりやすいと思うのですが、ただただ義務化していれば今回ももっと早く給付できたという「もしも」的な話では、なかなか同意を得る事は難しいように個人的には思います。
義務化されれば、当然、すべての口座がマイナンバーと紐づけされることになります。
それに対する反発は少なからず(かなり大きいかもしれません。)あるでしょう。
そういった点を抑えるしっかりとした理由がないとうまくいかないように思ってしまいます。
少なくとも、今回のような給付がより迅速にできる程度の説明では難しいでしょう。
なので、義務化をただただ急ぐというよりは、それによる効果をメリット・デメリット関係なく示して
義務化をするといった最低限の説明は確実に必要だと個人的には感じます。
川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。
川崎周辺(もちろんそれ以外でも)での
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