小規模事業者持続化補助金の第3回締切分の採択率がかなり低くなった。
先日、小規模事業者持続化補助金の第3回締切分(2020年8月7日締切)の採択結果がでました。
申請数が37,302件にたいして採択数は12,664件。
採択率は33.9%と第1回、第2回締切分と比較すると大幅な減少となっています。
小規模事業者持続化補助金とは、
小規模事業者(業種により従業員数に制限あり)が、
商工会議所の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って地道な販路開拓等に取り組む費用の一部が
2/3または3/4補助されるものです。
補助金の概要としては、
・補助率:補助対象経費の(A類型)3分の2以内、(B類型又は
・補助上限額:100万円
「事業再開枠」補助上限:50万円、補助率:定額(10/10)
業種別のガイドラインに基づいた新型コロナウイルス感染拡大防止
※5月14日以降に実施した取組まで遡って補助。
「追加対策枠」補助上限:50万円、補助率:2/3、3/4又は
クラスター対策が特に必要と考えられる特例事業
(ナイトクラブ、ライブハウス等、公募要領に掲げられている業種
対象(コロナ特別対応型か事業再開枠か、自由に配分可能です)
今回の採択率が、かなり低くなったのは、その前の採択率が、かなり高く、
申請をすれば、ほとんど採択されるといったぐらいのものだった事も影響している
かと思います。
しかし、それと同時に申請の内容への審査がかなりしっかり(前回までもしっかりとはしていたと思いますが、より厳正に。)と
されるようになったからというのもあるようです。
実際にコロナ関連での申請が圧倒的に多いかと思いますが、
その申請が、本当にコロナへの対策としてしっかりと行われるような内容であったのかなどが
かなり厳密にみられるようになったこともこの採択率が下がった要因の一つのようです。
すでに締め切りが終わっている第4回分と、12月10日の締め切りとなる第5回の分についても
採択率は、今回ぐらいの数値になるのではないかと予想されますので、
なかなか厳しいものとなりそうなので、申請を考えている場合は、しっかりと
申請の内容が、要件に当てはまり、さらにしっかりとした取り組みの実施等を実現できるような
申請の記載をするように注意が必要になるかと思います。
時期的にも第1回、第2回のときは、かなり採択率を上げようとした印象が感じられますので、
今後は、そういった要因への期待で採択を狙うのではなく、しっかりとした申請を心がけることが採択をとるためには
重要になるかと思っています。
川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。
川崎周辺(もちろんそれ以外でも)での
創業支援・創業融資・借入等資金調達支援・税務相談等
早期経営改善計画・経営力向上計画の作成申請支援等の
経営革新等支援機関業務・会社の健康診断も行い
各種補助金・助成金の申請等の力にもなる税理士事務所です!
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