来年以降は、QRコードを利用してコンビニで納付が出来るようになる。
単純に言葉だけのコンビニ納付というものでしたら、今までもバーコード付きの納付書を取得すれば行う事ができました。
これは、ただ支払う場所がコンビニというだけで、納付するまでの過程については、特に便利という感情はなかったと思います。
平成30年度の改正において、そこから一歩ぐらいかもしれませんが、便利になったコンビニ納付が可能になります。
平成30年度税制改正の内容
コンビニ納付については、今までは税務署が作成したバーコード付の納付書が必要でしたが、改正により納付を利用できる納付書の範囲に、コンビニにより作成された納付書が追加されました。
どのようになるかというと、コンビニで納付を行おうとする納税者が、自宅や税務署において国税庁のホームページを利用して、そこであらたに創設される予定のコンビニ納付用QRコード作成専用画面でQRコードの作成・出力が出来るようになり、そのQRコードをコンビニの端末機で読み取ると納付書が出力されるので、その出力された納付書をもってレジで納付を行う事が出来るようになるというものです。
利用方法の手順
- 国税庁のホームページを使用して自宅や税務署等で作成・出力したQRコードをコンビニにもっていく。
- 「Loppi」や「Famiポート」といったキオスク端末にそのQRコードを読み取らせる。
そこでバーコード(納付書)が出力される。 - 出力されたバーコードをレジに持っていき、そこで納付をして完了。
利用可能なコンビニ
ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップで「Loppi」が設置されている店舗。
ファミリーマート「Famiポート」が設置されている店舗。
※セブンイレブンがはいってないのが少し気になりますが、今後出来るようになる気はします。
適用開始時期
平成31年1月4日以降の納付の委託を行う国税について適用され、同日前に委託を行う国税については、従前の通り。
金額の限度
コンビニ納付は、従来より納付できる金額が30万円以下ですので、それを超えるものについてはQRコードで便利になっても納付書で金融機関等で支払う必要があります。
対象税目
個人の所得税、消費税、贈与税
限定的ではありますが便利
平成30年の確定申告からは、スマホで確定申告が出来るようになることもあり、そういったある程度簡潔に確定申告を出来る範囲の個人にとっては、納税額も30万円以下になる割合も多いかもしれませんので、スマホだけで申告、納付まで完結できるのはとても便利に感じる事ができるのではないでしょうか。
一方で、利用可能なコンビニがすこし限定されてしまっていたり、24時間営業のコンビニにとっては、多額の金額のやり取りが増えるので、セキュリティ等の面については、今よりも気を使わなければならなかったりと大変になるかもしれません。
納税者にとっては有利。
コンビニ経営者にとっては不利。
といった図式にならないようにして、今後、より便利になっていくといいと思います。
後数日で年が変わりますので、QRコード利用がもうすぐ出来るようになりますので今年最後のブログで挙げてみました。
年内のブログ更新は今日で最後になりますが、
来年も引き続きブログ継続(平日)がんばります。
みなさま良いお年をお迎えください。
川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。
川崎周辺(もちろんそれ以外でも)での
創業支援・創業融資・借入等資金調達支援・税務相談等
早期経営改善計画・経営力向上計画の作成申請支援等の
経営革新等支援機関業務・会社の健康診断も行い
各種補助金・助成金の申請等の力にもなる税理士事務所です!
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