軽減税率の対象の中の一体資産の取扱い、こんなに細かくしなくても…。

消費税増税とともに開始される軽減税率制度。

この話題になると、周りから聞こえてくるのは何でこんなに複雑にしたいのかという素直な意見。

単一税率(といっても経過措置で5%やら8%やらですでに複数ですが)で増税だとしてもそんなに気にされないのでは。

というのが世間一般の声だと思います。

何かしらの団体の何かしらの成果を見せたいがため。とかは知りませんが…。

そんな軽減税率の闇(笑)について今回も学ぶとともにため息をついていただけそうな事項を一つ。

一体資産の軽減税率について。

一体資産とは。

消費税の軽減税率の対象品目の一つにある一体資産。

一体資産とは、食品と食品以外の資産があらかじめ一体となっている資産で、その一体資産に係る価格だけが提示されているもの。

別々に料金等の表示がされていれば、それはもちろんそれぞれが個々のものとなるので、各々で考えればいいので問題にはなりません。

軽減税率の適用対象。

消費税の軽減税率の適用対象となる一体資産というのが、税抜価格が1万円以下・食品の価額の占める割合が2/3以上の場合で、この条件に当てはまればその資産全体が軽減税率の対象となる。

 

迷うケースの事例。

国税庁のQ&Aに公表されている問いに次のようなものがあります。

某ファーストフード店を思い浮かべるとわかりやすいというかそのまんま想像できると思います。

「店内飲食と持ち帰りのどちらでもできる飲食店を経営し、お菓子、ドリンク、おもちゃをセット商品として販売。お菓子、ドリンクは、顧客がメニューの中から選択できますが、顧客がこのセット商品を持ち帰る場合、一体資産に該当しますか?」

ここで問題になる観点を単純にするために、金額と割合については基準をクリアしているという前提。

そうなると一体資産として軽減税率の適用でいいんでは?と考えるのですが、ここからが細かな部分になります。

Q&Aの回答によると、「顧客が選択可能であれば、あらかじめ一の資産を形成し、又は構成しているものではないため、一体資産には該当しない。」

ただし、「選択可能な組み合わせのパターンを提示し、それぞれの組み合わせに係る価格のみを提示している場合には一体資産に該当する。」という事が示されています。

とすると、例えばセット商品がおもちゃの場合に、数種類のなかから選ぶとなっていてもその数種類のおもちゃそれぞれと食料品のセットの価格が数種類分しっかりと提示されていれば対象になるという事のよう。

しかし、ファーストフード店で提供されるキッズメニューを持ち帰りで購入するときに好きなセット商品を選ぶとなると「あらかじめ一の資産を形成する」という部分に反してしまい、対象外になってしまうという。

セット商品のうち品切れで他の商品となってしまっても「選択可能」となってしまい対象外になってしまう。

 

対象外にならないようにするために、あらゆるセット商品を個々に表示して価格を提示しておけば良いだろうが、そんなことしたらメニュー表がすごい事になってしまい現実的ではないと容易に考えられます。

セット商品については、おもちゃだけに限らずギフト用の組合せ商品や、福袋などにもその対象となる可能性があるため、注意が必要になりそう。

 

こんな線引きがはたして現実的なのかと一個人としては考えてしまい、ため息が出てしまうだろうな~と考えつつも少しでも参考になればと挙げてみました。

 

 

 

川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。

川崎周辺(もちろんそれ以外でも)での

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