医療費控除の手続き自動化。どうせだったら完全自動になればいいのに。

政府が、2021年分の確定申告を目途にマイナンバーカードの活用による医療費控除の手続き簡素化の仕組みを始めるみたい。

医療費控除については、領収書の添付が必要なくなったり、健保組合からの通知などをネット上で取得して提出出来たりと簡素化の仕組みがここ数年はでてきてはいますが、どれも今一つ中途半端な感があります。

通知書については、添付をしなければならなかったりそもそも送られてくる通知書が、地域によっては中途半端な期間だったり、領収書の添付は不要になっても医療費の集計については、やはりその領収書を集計しなければならないですし、手間としてみると結局あまり変わらない印象があります。

今回のマイナンバーカード活用による医療費控除の手続きの自動化についてはどうでしょう。

まずはマイナンバーカードがありきです。

まあ、マイナンバーカードが保険証の変わりにもなるので、それと連動してこうした仕組みが出来ればより普及も進むでしょう。

確定申告(e-tax)でそのマイナンバーカードで個人認証を行い、確定申告書の作成をして、医療費控除の項目については、医療費通知のボタンをクリックすると、金額を自動で集計算定してくれて、そのまま申告できるといった仕組みのようです。

もちろん領収書の添付の保存も必要ないですし、さらに保存の必要もなくなるようです。

何年間分も保存しておくのも結構厄介、とよく言われる事があるので、保存の必要がなくなる事にメリットを感じる人は多いかもしれません。

まだどうなるかわかりませんが、この段階でボタンクリックで済む人はかなり限られてくるのではないでしょうか。

まず医療費控除を受ける人自身の医療費だけの集計しかできないとしたら、家族の分を合わせてなどの対応がとれません。

保険診療外の医療費等について、集計がされないようだとやはり中途半端な感じ。

医療費控除の対象となるような交通費の集計は別途になりそう。

ぱっと思いつくだけでもこういった点が思いつくのですが、どういった仕組みになるのか。

医療費控除を行うために確定申告する人は、多いと思います。

できる人は自分で確定申告をしますし、わからなければ税理士に頼む人もいます。

私もそういった確定申告の仕事はもちろんありますし、このような手続きが自動化されるとその業務は極端な話、なくなります。

では、自動化になってほしくないかといえば、全然なってほしいと思っています。

ただ、中途半端な形で自動化や電子化などが進むと、余計に手間がかかってしまったりするので、確定申告から医療費控除というものがなくなるぐらいに自動化してほしいですね。

それぐらいになれば、年末調整で済むような場合たったら、医療費控除も組み込んでいけるのではとないかな。

その前に年末調整も自動化になれば経理の負担は格段に減るでしょう。

RPA等で効率化はされていくでしょうが、その先にはクリック一つで自分で年末調整ができるようになるかも。

ただそうなると個人情報等がマイナンバーカードですべて国に把握されるようになっていくわけで…

こわいしなんか嫌ですね。

川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。

川崎周辺(もちろんそれ以外でも)での

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