消費税の複数税率、11月になり現実的に処理する側でもやはり負担が増えていると感じる。

消費税が10%になり、早一ヶ月以上。

経理業務(主に自計化の会計入力)の現場でも税率が混在したレシート等が数多く出てきているようになっています。

この場合の仕訳の入力処理。

たかが数枚だったとしてもかなり負担が増したと感じてしまうでしょう。

実際に、自計化できていない顧問先の記帳代行業務を行う場合に、消費税の課税事業者であると、レシート一枚の入力に費やす時間が数倍になるケースがあります。

そして厄介なのは、やはりポイント還元。

これが絡むとさらに負担が増す。

コンビニなどの領収書ですと、税率ごとに分かれた金額はわかりますが、内容がわからないものがあります。

今までだったら、考えなくて良かったことを考えなければならなくなるのは、思った以上に負担感が大きいなと改めて感じています。

こうなると、レシート等をスキャン等してAIなどで仕訳を自動で作成するシステムに費用をかけてでもと思う事もあるのですが、

その部分もいまだ、仕組みが完全ではないですし、さらにそれを行ったとしても、チェックにかかる時間はやはり今までよりも多くなります。

AI、RPAなどを駆使して効率化アップを推進している現状とは、真逆の状態になりつつある危機感もあり、このままではより疲弊しかねないという危機感が強くなっています。

これは、経理の現場でも同じような事が言えるので、どうすればより効率的になるのかは、仕訳の入力という極めて狭い範囲でとくに考える必要性が出てきているようにも感じます。

税率が上がった事での直接的な負担感より、こういった間接的な負担感の方が重いと感じる方は結構多いのではないでしょうか。

これが、インボイス制度がはじまり、課税事業者を選択せざるを得ない小規模事業者やフリーランスの方が増えたら、すべての事業者にとってこの仕訳入力の重みがのしかかるようになっていくので、どうにかならないものかと考えるのですが、現状いい方法というのは中々…。

クレジットカードについても、ポイント還元制度のおかげで、一定期間の分のポイント還元をまとめて表示されると一体どの分から還元されたかを個々に紐づけるのは実質不可能となります。

そうなると、やはり差額を雑収入として処理せざるを得ないのでこちらでも負担は増します。

複数税率になるとこういった問題が出てくるだろうと思った事が、やはり出てきてしまっている。

これからこれが当然になるのですが、そのままにしておくより、どういった対策を打つかを考えていかなければいけない事態が始まってしまったように感じています。

まだ複数税率になったばかりですが、やはり4年後のインボイス制度の導入までにやれる事をやっておかないと自分の首を絞めかねないとさえ思います。

川崎生まれ・川崎育ちの税理士、濱村純也です。

川崎周辺(もちろんそれ以外でも)での

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